2024年に現在使われているお札が一新されるというニュースが飛び込んできました。
今回はその中から、新たに一万円札の顔になる渋沢栄一についてまとめてみました。
渋沢栄一が一万円札に選ばれた理由、彼の名言集や会社など気になる情報をまとめてみました。
渋沢栄一が一万円札の理由は?
【9日にも発表】紙幣、20年ぶりに刷新へ 一万円札に渋沢栄一https://t.co/KjkIkFTsH2
五千円札は津田塾大創始者の津田梅子、千円札は「近代日本医学の父」といわれる医学博士の北里柴三郎の起用を検討している。 pic.twitter.com/ptHAqQyMq7
— ライブドアニュース (@livedoornews) April 8, 2019
今回、2024年に新発行される一万円札の顔に渋沢栄一が選ばれました。理由について見ていきましょう。
彼は「近代日本資本主義の父」と呼ばれています。
東京証券取引所の前身「東京株式取引所」の設立に貢献した実績を持ちます。
他にも、東証内の証券資料ホールには渋沢栄一の写真パネルが飾られています。
そんな渋沢栄一のプロフィールを見てみましょう。
新1万円札は「渋沢栄一」 紙幣のデザイン一新を発表 #nhk_news https://t.co/F0JZIpHRJJ
— NHKニュース (@nhk_news) April 9, 2019
名前:渋沢栄一(しぶさわ えいいち)
生年月日:1840年3月16日
死去:1931年11月11日
埼玉に生まれた渋沢栄一は一橋家に仕え、家臣となります。
パリ万国博覧会幕府使節団に加わり、渡米します。
維新後に大蔵省官史を得た、第一国立銀行を設立します。
第一国立銀行、東京証券取引所、一橋大学、東京経済大学など多くの企業、学校の設立に携わった人でもあります。
このことから日本資本主義の父とも呼ばれる所以となっています。
渋沢栄一は官僚であり、実業家でもありました。
渋沢栄一が生涯手がけた企業は500、そして社会事業に尽くした数は600と言われています。
現在では銀行の事をbankと呼びますが、これを最初に付けたのも渋沢栄一だといわれています。
これらの功績が新一万円札に選ばれた理由なのでしょう。
なぜ渋沢栄一が選ばれたのか疑問の声があがっていますが、彼の功績を考慮するとまさにふさわしい人物と言えますね。
渋沢栄一の名言集とは?
そんな日本資本主義の父と呼ばれた渋沢栄一はどんな名言を残したのでしょう。
気になる名言をいくつかあげてみましょう。
・もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である。
・商売をするうえで重要なのは、競争しながらでも、道徳を守るということだ。
・できるだけ多くの人に、できるだけ多くの幸福を与えるように行動するのが、我々の責務である。
・人は死ぬまで、同じことをするのではない。理想に従って生きるのが素晴らしいのだ。
・たとえその事業が微々たるものであっても、自分の利益が少額なものであっても、国家必要の事業を合理的に経営すれば、心は常に楽しんで仕事に当たることができる。
・大なる立志と小さい立志と矛盾するようなことがあってはならぬ。
これ以外にも多くの名言を残されています。
官僚であり実業家の側面もあった渋沢栄一だからこそ、商売に関しての名言はとても多く残っています。
多くの名言を残し、多くの実績を残したからこそ、2024年の新一万円札に選ばれたんですね。
渋沢栄一の会社について
実際に渋沢栄一が手がけた企業は500にものぼるといわれています。
その中で渋沢栄一によって設立された企業に「渋沢財閥」というものがあります。
GHQの占領政策により、財閥解体にあたり、1946年に持株会社指定委員会を受けた十五財閥の一つに数えられます。
翌年の1947年に財閥は解散してしまったため、現在は残っていないようです。
しかし、解体はしてしまったものの、渋沢栄一が実際に関わり未だに残っている企業はいくつもあります。
渋沢栄一は第一銀行の設立者であり、のちに第一銀行はみずほ銀行に社名を変更しています。
他にもキリンホールディングス、朝日第一生命、損保ジャパン日本興亜など多くの企業を設立してきました。
現在でも存在する企業ばかりです。
これ以外にも日本にある企業のほとんどに渋沢栄一は携わっていたということになります。
すでになくなって90年近くがたとうとしていますが、それでも未だに数多くの企業が残っているというのは、それだけ渋沢栄一という人物がすごかったのかということですね。
渋沢栄一についてネットや世間の評判は?
新一万円札になった渋沢栄一について、Twitterなどのネットではどのような評判になっているのかまとめてみました。
新紙幣1万円札、渋沢栄一の肖像だと有り難みがないというツイートを見たけど、聖徳太子紙幣から福沢諭吉紙幣に移行した時も最初は福沢諭吉じゃ有り難みがないと言われてたのに今じゃ諭吉さまさまだから、最初から有り難みあるのでは無く一万円札に描かれるから有り難がられるのである
— ゆびぶえ#引用リツイートう○い (@univ00009) April 9, 2019
巷は2024年度前半の紙幣刷新のニュースで話題騒然!1万円札の図柄となる #渋沢栄一 Who?と言ってはいけません!本学の創立に深く関わっただけでなく、創立者成瀬仁蔵の盟友であり、第三代校長でもありました。日本の資本主義の父と言われた渋沢ですが、学生にとっては「私達の優しいお祖父様」でした。 pic.twitter.com/15ya1IpmgN
— 日本女子大学(JWU) (@JWU_official) April 9, 2019
新一万円札に渋沢栄一の肖像画が使われるようですね。徳川慶喜の家臣だった渋沢栄一は静岡藩に仕官していた際、金融商社、商法会所を起こします。その場所には後に徳川慶喜が居住し、現在は料亭になっています。 pic.twitter.com/vSLTyC5fS7
— 駿河の龍 (@ryusuyama0719) April 9, 2019
今回、新一万円札に選ばれたことから、Twitterでは渋沢栄一に関するツイートがたくさん並んでいます。
これまで聞き慣れなかった名前なだけあって、多くの人が渋沢栄一に対して興味があるようです。
テレビニュース番組などでも特集が組まれるほど、渋沢栄一という人物について誰もが注目しているんですね。
渋沢栄一が一万円札の理由は?名言集や会社がヤバい!について
渋沢栄一についてどうでしたか。
現在存在する日本企業の多くに携わっていたという渋沢栄一ですが、かなり身近な存在に感じました。
500もの企業を生涯のうちに手がけ、それが現在でも残っているというのはすごいことです。
2024年に新たに新一万円札になりますが、今から楽しみですね。
すでに亡くなっていますが、資料館などは残されていますので、気になる方はぜひ行ってみてください。
きっと今よりもっと渋沢栄一の事を知れるはずです。