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勝武士のコロナ感染経路は不明?相撲界初コロナ感染で死亡!糖尿病も患っていた?勝武士のプロフィールやどんな力士だったかも!

日本相撲協会は13日、西三段目82枚目の勝武士(しょうぶし)さん(本名末武清孝=すえたけ・きよたか=、山梨県出身、高田川部屋)が同日午前0時30分、コロナウイルス性肺炎による多臓器不全のため、東京都内の病院で死去したと発表しました。28歳という若さでした。

新型コロナ感染での死者は角界初。国内で20代の死亡は、年齢が明らかになっている中では初とみられています。

そんな勝武士さんのプロフィールなどを中心にコロナ感染への経路やどのような力士だったのか紹介していきたいと思います。

勝武士さんのwiki風プロフィール

しこ名 勝武士(しょうぶし)

本名 末武清孝(すえたけ きよたか)

出身 山梨県甲府市

生年月日 平成3年11月4日(28歳)

改名歴 平成25年十一月 勝武士 幹士
平成24年七月 彈丸 一風
平成24年一月 勝武士 清孝
平成19年三月 勝武士 太郎

部屋 高田川

身長・体重 166.0センチ 108.9キロ

戦歴 260勝279負(勝率0.482)

 

まだまだ若手でこれからが期待されるべき力士だった勝武士さん。

今注目されている炎鵬関さんは25歳。

そんな彼との若手同士の取り組みも近いうちに見れたかもしれないと思うと残念です。

勝武士さんの新型コロナウイルス感染の経路は?

新型コロナ感染での死者は角界初ということでどのような感染ルートで勝武士さんは感染してしまったのか。

実際どのような経路で感染したかは明らかになっておりません。

勝武士さんは4月4日ごろから38度台の発熱があり、4月10日に新型コロナ感染を調べるPCR検査で陽性が判明したそうです。

以下協会が発表した勝武士さんのコロナの経過をまとめてみました。

●4月4、5日 38度台の発熱。師匠らが保健所に電話

➡︎つながらず。

●4月4~6日 近隣の複数の病院に依頼

➡︎受け付けてもらえず。

●4月7日 近隣の医院にも相談

➡︎医療機関は見つからず。

●4月8日 熱が下がらず血痰(けったん)が見られたため救急車を呼ぶ

➡︎なかなか受け入れ先が決まらず、夜になって都内の大学病院に入院。

簡易検査の結果は陰性。

●4月9日 状態が悪化し、別の大学病院へ転院。

●4月10日 PCR検査で陽性と判定。

●4月19日 状態が悪化し、集中治療室で治療を受ける。

●5月13日 午前0時30分、都内の病院で死去。

 

感染者が多くどこも受け入れ態勢が整っていないのがよく分かる経過です。

また、同時期に角界では、高田川親方や白鷹山力士など6人の感染者がいたとされています。しかし6人は全員軽症で完治し退院したそうです。

勝武士さんは合併症?糖尿病も患っていた?

相撲コンシェルジュの横野レイコ氏が13日、フジテレビ系「グッディ」に出演した際に勝武士さんについて話しました。

その際、基礎疾患について問われ「28歳ですが、糖尿病を患っていたということで、最初に相撲協会でコロナの陽性反応が出たという力士。糖尿病があるのは力士は職業病みたいなものだが、『結構心配だね』という声はあった」と明かしました。

志村けんさんは肺炎持ちで肺炎と一緒にコロナウイルスの苦しみと最後まで戦いました。

病気は違えど、勝武士さんも糖尿病とコロナウイルスの両方と最後まで若くして戦いました。

相当苦しくて辛かったことと思います。

勝武士さんはどのような力士だったのか

勝武士さんは中学卒業後に高田川部屋に入門し、2007年春場所で初土俵を踏みました。

身長166センチと小柄ながら、強い足腰を武器に最高位は東三段目11枚目。明るい性格で知られ、巡業などでは初っ切りを務めたこともあります。

(初っ切りとは、幕下以下の力士二人と行司が対戦形式で禁じ手を紹介する余興のようなもの)

屈強な体ですが、糖尿病の持病で土俵下で低血糖で動けなくなり、不戦敗したこともあるそうで様々な苦労を乗り切って来ています。

相撲の勝負や初っ切りでも、多くの相撲ファンを楽しませてくれた勝武士さんでした。

 

勝武士さんの死去に周りの反応は?

八角理事長(元横綱北勝海)は、協会を通して以下のコメントを発表しました。

「この度は悲報に接し、協会員一同、心より哀悼の意を表します。ご遺族の皆様方のご傷心を察しますと、お慰めの言葉も見つかりません。1カ月以上の闘病生活、ただただ苦しかったと思いますが、力士らしく、粘り強く耐え、最後まで病気と闘ってくれました。今はただ、安らかに眠って欲しいと思います。懸命の措置をしてくださいました医療機関の皆様には、故人に代わり、深く感謝申し上げます」

”力士らしく、粘り強く耐え、最後まで病気と闘ってくれました。”というコメントに関して最後まで力士として扱い、力士として嬉しい言葉ではないでしょうか。

宮根誠司キャスター(57)は「まだ、28歳ですよ。この状況を見ると、保健所の方も手いっぱい。受け入れる病院もなかなかなかった。まさに医療崩壊と言ってもいい状況の中で感染されたということですね」と話しました。

コメンテーターで出演の医師のおおたわ史絵氏(55)はこう語りました。

「1日も早く薬を投与することが効果が上がると、これだけはっきり分かっているにもかかわらず、入院させてあげることもできず、薬を始めることも検査を始めることもできなかった。本当に悪い典型例になってしまった。本当に苦しかったろうし、悔しかったと思います」

医療の受け入れ態勢が厳しくもっと早く対応できていれば、と思うと心から残念に思います。

感染者が東京でも減って来た傾向は見られていますが、やはり患者は多くまだまだコロナとの向き合いは大事に思います。

SNSでは多くの「ご冥福を祈ります」「28歳という若さなのに…」「コロナが未来を奪っている」といった声が上がっています。

最後に

コロナの影響で五月場所は全部中止になった相撲界。

そんな中28歳という若さで角界初のコロナで亡くなってしまった勝武士さん。

これからまだ横綱への可能性を無限に秘めた力士が亡くなってしまいました。

20代でも感染したら命を落としてしまうかもしれないというコロナウイルスの恐ろしさは改めて身に染みました。

勝武士さんのご冥福を心より祈ります。

 

 

 

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