齋藤憲彦さんはアップルから賠償金を獲得した日本人として有名です。
斎藤さんの経歴やwiki情報、出身などについて、また特許番号や最高裁の判決について調査しました。
それでは詳しく見てみましょう。
目次
齋藤憲彦のwikipedia風プロフィール
まじは齋藤憲彦さんのwikipedia風プロフィールを見てみましょう。
Wikipediaにのってるフォロワーさん(敬称略、グループ名含む)シリーズ
齋藤憲彦:クリックホイール
合計239人 pic.twitter.com/Y3vGhMAmdz— AKI静岡 (@gangcunhuangyan) July 10, 2016
- 名前:齋藤憲彦(さいとうのりひこ)
- 年齢:62歳
- 生年月日:昭和32年1月20日
- 出身:東京都三鷹市
- 学歴:東海大学海洋学部海洋学科卒業
- 職業:代表取締役社長、発明家
- 会社名:株式会社齋藤創造研究所
現在も発明家として活動しております。
発明という仕事柄なのか、どういった業務内容をしているかはあまり公表されておりません。
ただ、Twitterでの投稿は頻繁にしております。
最近は発明に集中というよりは、色々な方に出会って刺激を受けたいと考えているようです。
明日木曜日、虎ノ門ヒルズのベンチャーカフェに参上っ! 本物の未来に投資してくださる方とか、一緒に本物の未来を作ったり協力してくださる企業の方とか、志のある方、お話しましょう。未来はここにあります。#VenCafeTokyo #ベンカフェ東京 #ThursdayGathering
— Norihiko Saito 齋藤憲彦 (@haliseldan) July 10, 2019
虎ノ門ヒルズのベンチャーカフェに頻繁に行っているようなので、興味のある方は会うチャンスかもしれませんね。
齋藤憲彦の経歴や学歴は?
齋藤憲彦さんの最終学歴は東海大学海洋学部海洋学科卒業です。
東海大学自体は対して偏差値がそれほど高くない私立大学です。
海洋学部はその名の通り、海洋系の勉強ができるところです。
大学卒業後は株式会社富士通SBCに就職し、制御ソフトの開発に携わりました。
海洋系の勉強と制御ソフトはあまり共通点が無いように感じます。
大学の勉強を生かしての就職では無そうですね。
株式会社富士通SBCには長くおらず、退社して米国に留学し、その後、デジタルリサーチジャパンというOSの開発会社に入社します。
そこもわずか一年で辞めてポセイドンテクニカルシステムという会社を設立します。
これが大学を卒業してからわずか4年間の出来事になります。
私の場合、就職してから4年目と言えば仕事を覚えるのに必死な時期でした。
その間に留学に自分の会社の立ち上げにと、本当にすごい行動力ですね。
ポセイドンテクニカルシステムは社名を変えているか無くなっております。
現在は株式会社齋藤創造研究所で社長兼、発明家として活動をしております。
齋藤憲彦への最高裁の判決は?
齋藤憲彦さんへの最高裁の判決について見ていきましょう。
まず本件は特許侵害に関する裁判です。
アップルが斎藤さんの特許を侵害しているとして、アップルに損害賠償金を求めた訴訟になります。
特許の内容は「クリックホイール」と呼ばれる円形の操作盤になります。
iPod nano生産終了しちゃうのか…
nanoではないけど、iPodは今も使ってる5.5世代が光沢感のある白と”The iPod”て感じのデザインが一番好き♪
クリックホイールもたまらない☺️ pic.twitter.com/9wDaadgdiX— いとうちゃん@miwa (@iTochAn_miwa) July 28, 2017
iPodを使ったことがある方は想像しやすいと思いますが、指でくるくる回すと素早く選曲できるボタンがあったと思いますが、その操作盤がクイックホイールです。
iPodは発売されたのが平成16年に発売されましたが、斎藤さんはこの技術を平成10年に開発したようです。
こういった大手よりも早く技術を開発するというのはすごいことだと感じます。
裁判は1審の東京地裁、2審でもアップルの特許侵害を認め、アップルは上告をしましたが、最高裁はこれを棄却、斎藤さんの勝訴が確定しました(2015年)。
なんとこの裁判は8年間に及んだようです。
途中でくじけそうにならなかったのでしょうか?
アップルは日本での特許裁判で負けなしでかなり分が悪いように感じます。
しかし、斎藤さんは取材で「自分の特許の権利に自身がある。負けるわけにはいかない」と話しておりました。
裁判はただ長いだけでなく、訴訟費用が多く必要だったようで極貧生活を余儀なくされたようです。
どれくい費用が必要かというと、1審での申立費用で1600万円、2審で2403万円です。
ものすごい金額ですね。
これを簡単に容易できる人は少ないと思いますし、斎藤さんも例外ではなかったと思います。
苦労はしましたが、特許に巨大企業も個人も関係ないということを証明してくれたように感じますね。
齋藤憲彦のアップル賠償金は?
齋藤憲彦さんがアップルに求めた損害賠償金は100億円です。
そして実際に勝訴して獲得した金額は、3億3千万円です。
3億3千万円でも、ものすごい金額ですね。
しかし、斎藤さんは「特許取得に8年もかかったのに、これを守ろうとしても賠償金額は低い。これでは日本で特許を取る意味がない」と話しており、額の小ささを嘆いております。
出典:2014年5月14日読売
恐らく斎藤さんは海外の特許侵害の裁判ではもっともらえるという例を知っているのではないでしょうか?
実際どうなのかは気になりますが、こういった権威ある方の発言は信憑性が高いように感じますね。
さらに斎藤さんはただお金儲けがしたいというのではなく、もし勝訴して100億円が得られたら未来の研究のために投資すると話しております。
粘り強いだけでなく、未来を支える技術者というのにふさわしい方ですね。
齋藤憲彦の特許番号は?
齋藤憲彦さんのクイックホイールの特許番号は、「5880932」です。
興味のある方はご覧ください。
斎藤さんは実は幼い頃から発明好きで高校時代には既に発明協会や発明学会とやり取りをしていたようです。
特許に関わる人でも特許出願は就職してからという方がほとんどだと思います。
それだけに斎藤さんは非常に早いと感じます。
この経歴が特許出願の方法や書式、特許の仕組みなどを理解し、自分の発明を自分で特許出願するようになったようです。
今回の特許侵害の裁判でもこの経歴が大いに役立てられたのでしょう。
齋藤憲彦の担当は上山弁護士?
齋藤憲彦さんを今回の裁判で支えたのは上山弁護士です。
上山弁護士は技術者として製造業での勤務経験があったようです。
つまり技術系に詳しく、今回のような特許侵害の裁判は得意分野だったのでしょう。
通常100億円の訴訟では着手金は約2億必要と言われております。
しかし、上山弁護士はなんと着手金なしで斎藤さんの訴訟案件を引く受けたようです。
結果的に100億円満額を取得できませんでしたが、勝訴に導いた弁護士として評価されております。
これほど大きな案件に対して、着手金を受け取らずに仕事を請け負うという人情が厚い方いるんですね。何だか胸が熱くなります。
齋藤憲彦の出身は?
齋藤憲彦さんの出身は東京都三鷹市です。
Googleマップで見ると下記の場所になります。
三鷹市は地理的には多摩地域の東端に位置し、北側は武蔵野市に隣接します。
武者小路実篤、太宰治など多くの作家が住んだ街として有名です。
齋藤憲彦は山梨在住?
齋藤憲彦さんは山梨県に在住です。
元々会社は出身と同じ東京三鷹市にあったようですが、2016年に山梨県に移転したようです。
恐らく会社の移転に伴い自宅も引っ越したのだと思います。
会社のあるレイクウェイ河口湖は近くに湖があり、非常に美しい場所です。
こういった自然に囲まれた空間の方が集中できたり、良いアイデアが浮かぶのかもしれませんね。
齋藤憲彦について終わりに
齋藤憲彦さん唯一アップルに日本で勝訴した方です。
特許内容も非常に大きく、iPodに搭載されている指でくるくる回すと素早く選曲できるクイックホイールという当時としては革新的な技術です。
かなり金銭的に苦しい中、自分を信じて8年も裁判で戦いました。
この生き様から学ぶことは色々ありそうですね。
現在はコツコツと研究をする一方で、ツイッターでの情報発信や色々な方会うことを増やしているようなので、興味のある方はツイッターからチェックしてはいかがでしょうか?
以上、齋藤憲彦さんの調査でした。