米津玄師「lemon」歌詞の意味と52週連続トップの人気の理由

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ここ数年、音楽業界を賑わせているシンガーソングライターの米津玄師(よねづけんし)さん。そんな米津さんの8作目のシングル曲となる「lemon」が、2019年3月35日付オリコン週間カラオケランキングで1位となりました。「lemon」は2018年4月2日付オリコン週間カラオケランキングで初めてトップになり、それからずっと1位を獲得し続けているので、今回で52週連続の記録となります。

その大人気の「lemon」の歌詞の意味や米津さんの人気の理由を探りたいと思います。

 

米津玄師「lemon」歌詞の意味と52週連続トップの人気の理由

「lemon」は、TBS金曜ドラマ「アンナチュラル」のために米津さんが書き下ろした曲で、2018年3月14日にCDリリースされました。「lemon」は、米津さんの曲の中で初めてドラマの主題歌となった曲です。「アンナチュラル」の舞台は不自然死究明研究所。社会の「不自然な死(アンナチュラル・デス)」に主人公たちが挑み、事件や謎を解明していくドラマです。

そんな「死」を扱うドラマの主題歌として「lemon」の歌詞にはどういった意味が込められているのでしょうか?まず、米津さんが語る米津さんの音楽の特徴をあげてみると

・普遍的なものを目指している
・日本人としてJ-POPにこだわっている
「死」を大事にし「死」から逆算して今を考えている
・フリーダイビングのように深く潜って拾ってと時間をかけている
・無駄の反対側にいいものがあるから無駄なものも愛している
・合理性と非合理性のバランスをとっている
・ドロドロとしたものが芯にある
・絵描きでもある米津さんはCDジャケットもデザインしており、音楽とビジュアルは密接に結びついている

とのことです。絵も描けるなんてすごいですね。

次に「lemon」の特徴について調べてみると、

・傷ついた人たちを優しく包み込むような曲をつくってほしいと依頼される
・元々のタイトルは「Memento(形見)」
・「lemon」作曲中に米津さんのお祖父様が亡くなり実体験を得る
・「クエッ」というボイスサンプリングを取り入れている
・ドラマの終わりのシーンと「夢ならば~」という歌詞が流れるタイミングが合っている

などと言われています。

米津さんのお話を聞いて、米津さんは見える部分だけでなく見えない部分をとても大事にしているんだなと感じました。生きている中で必ずおとずれる「死」の悲しみや、正解がないからこそみんなが悩む「非合理的なもの」に正面から向き合って、考えて考えて、それを音楽というかたちにされているんですね。「lemon」が人々の心に響き続けるのは、米津さんが音楽に表す死生観とドラマ「アンナチュラル」が描いた人間模様が合っていたからだと思います。

また、米津さんは、日本の伝統的な曲を敬い引継ぎながら、音楽の進歩も受け入れていて、懐かしさと新しさの融合の仕方がとても上手いです。古臭くなく斬新すぎないところが、若者からお年寄りまで幅広い層に人気を得ている理由ではないでしょうか。

米津玄師 の歌詞「lemon」の内容は?

「lemon」はイントロがなく「夢ならばどれほどよかったでしょう」の歌詞から始まります。「lemon」を作曲中にお祖父様を亡くされた米津さん。その悲しみを込めた個人的な曲と米津さんがお話しされているように、「lemon」の歌詞からは、わたしがあなたの死を嘆いている様子が伺えます。

しかし、「lemon」の歌詞の中には「死」という言葉は一言も出てきません。なのに、「死」を連想するのはなぜなのでしょう。「恋をしていた」とあるので「失恋」や「出会いと別れ」の曲ともいえそうなのに、「ラブソング」だけではくくれないように思います。

その理由を考えてみました。

・「昏(くら)い」や「永遠に昏いまま」など「昏」という漢字が使われており、「昏睡」や「昏昏(こんこん)」のようにもう目覚めることがないと思わせる
・男性や女性らしさが分かる言葉、「好き」や「会いたい」という言葉がないので、「男女」や「恋愛」の色が出ていない
・「古びた思い出」の「古びた」からもう蘇ることはないと感じる
・「戻らない幸せ」「最後に」「これ以上傷つくことなどありはしない」など強い言葉を断定しているので最上級の悲しみを表している

「死」という言葉で直接伝えていなくても、わたしとあなたが「永遠の別れ」なのではないかと察してしまうような表現を用いているのだと思います。

他の歌詞もどんな意味があるのか想像してみましょう。

・「忘れた物を取りに帰るように 古びた思い出の埃を払う」
→忘れた物を手に入れられるように、思い出がまた現実になったら、あなたに会えたらどんなにいいだろう

・「言えずに隠してた昏い過去も あなたがいなきゃ永遠に昏いまま」「雨が降り止むまでは帰れない」「今でもあなたは私の光」
→あなたがいると昏い過去も明るくなるのに、雨が止んで太陽が出てきて前に進めるのに、それほどあなたの存在は私にとってとても大きい

・「胸に残り離れない苦いレモンの匂い」
→香りが強くて長く残るレモンの匂いと同じようにあなたのことが忘れられない
レモンの苦さが、あなたのことを思い出したときの悲しみやつらさと似ている

このように歌詞を1つ1つ見てみると、大事な人を亡くしたときの様子を情景や喩えを用いてイメージしやすいように描かれています。米津さんの表現力の豊かさや繊細さによって、私たちは「lemon」に共感し、歌い続けているんですね。

米津玄師の人気曲ランキング

そんな米津さんの人気曲ランキングを調べてみましょう。(2019年3月24日付け)

レコチョク
1位:Lemon
2位:Flamingo
3位:LOSER
4位:灰色と青(+菅田将暉)
5位:ピースサイン
6位:アイネクライネ
7位:orion
8位:春雷
9位:砂の惑星(+初音ミク)
10位:打上花火

JOYSOUND
1位:Lemon
2位:Flamingo
3位:アイネクライネ
4位:ピースサイン
5位:LOSER
6位:灰色と青位:(位:+位:菅田将暉位:)
7位:orion
8位:TEENAGE RIOT
9位:春雷
10位:打上花火

レコチョクとJOYSOUNDが発表しているランキングでは、順番が異なるだけでほとんど同じ曲でした。私がおすすめする米津さんの曲は、「lemon」はもちろんですが、「Flowerwall」、「orion」がお気に入りです。

米津玄師「lemon」の人気の理由についてネットの反応は?

米津玄師「lemon」の人気の理由について終わりに

「lemon」という曲の名前って短くて身近でとても覚えやすいですよね。曲の名前が「lemon」だったから売れたという理由もあると思います。なぜタイトルが「lemon」なのか、二人の絆や思い出を果実としたら、死や別れという衝撃は酸っぱさ、その悲しみは苦みとして、酸っぱくて苦い果実の「lemon」にたどり着いたのではないかと想像しています。「lemon」の想いや背景が知れ渡ることで、ますます「lemon」の人気は続きそうです。

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