4/30日の昼頃に発射予定だった民間ロケットのMOMO(モモ/ホリエモンロケット)の号機の打ち上げが延期となりました。
延期理由はいったい何なのか?
また次回打ち上げはいつなのか?
詳しく見ていきましょう。
目次
MOMO(モモ/ホリエモンロケット)とは?
MOMO(モモ)とは民間の小型ロケットのことです。
ロケットにも色々タイプがありますが、MOMOは「サウンディングロケット」というタイプになります。
いわゆる弾道飛行を行う観測ロケットのようです。
名前がかわいいですが、由来は高度100mを目指すということで、百の読みである「モモ」にかけて付けられたようです。
なるほど、なんだか納得ですね。
開発元はインターステラテクノロジズという日本のベンチャー企業です。
まさに下町ロケットという感じですね。
ホリエモンが出資していることでも有名です。
ロケットと言えばNASAというイメージを持つ人が多いと思いますが、インターステラテクノロジズには大きな特徴があります。
それは民間で、汎用部品をできるだけ多く使うことで、安価にロケットを打ち上げるということです。
最終的には「安価で多くの人が宇宙に行ける」ようにすることを目指しているようです。
素晴らしい思想ですね。
技術的にも素晴らしく、毎回成功しているわけではありませんが、発射に何度も成功しております。
ただ直近のMOMO2号機は失敗に終わっております。
【残念…】MOMO2号機打ち上げ失敗
30日午前5時半ごろに北海道大樹町より発射された民間ロケット「MOMO2号」が打ち上げ直後落下し失敗に終わった。ロケット開発に失敗はつきもの、次の打ち上げに期待しましょう。 pic.twitter.com/rdnag92SpX
— 気になる宇宙 (@Kininaruutyu) June 29, 2018
今回はMOMO3号機ということで、リベンジをかけた非常に重要な発射と言えます。
MOMO(モモ/ホリエモンロケット)が延期の報道の詳細
次に報道の詳細を見ていきましょう。
北海道大樹町の宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ」は30日、昼ごろに打ち上げを予定していた小型ロケット「MOMO(モモ)」3号機に不具合が見つかり、打ち上げ時間を5月2日以降に延期すると発表した。
インターステラ社によると、燃料の液体酸素の配管のバルブに不具合が見つかった。不具合の早期解消に努め、2日午前11時15分~午後0時半の間の打ち上げを目指す。
3号機が高度約100キロ以上とされる宇宙空間に到達して打ち上げが成功すれば、民間主導で開発したロケットとしては国内で初めてとなる。
17年の1号機、昨年6月の2号機はいずれも打ち上げに失敗した。出典:https://headlines.yahoo.co.jp
現在は原因究明の対応に追われているようです。
MOMO(モモ/ホリエモンロケット)の延期理由と次回の打ち上げはいつ?
まずMOMO(モモ)の延期理由は燃料用の燃焼用の液体酸素の配管バルブに不具合のようです。
燃料の燃焼には酸素が必要なのは分かりますが、ロケットとなると外気の酸素を使うのではなく、貯蔵タンクに溜められた液体酸素を使用するようです。
その酸素の供給をコントロールする、いわゆる燃焼の心臓に当たる部分に不具合があったとは非常に大きなトラブルですね。

バルブはマイナス100度以上の液体酸素にさらされ続けるので非常に厳しい使用条件であることは間違いありません。
現状は、機械的なトラブルなのか電気的なトラブルなのかなど詳しい原因はまだはっきりしていないようです。
いずれにしても素人だとしても技術的にどう難しいのか説明してくれると有難いですね。
ホリエモンさん自身も想定外で悩んでおられるようでした。
【ニュース速報】
堀江氏「ロケット早く打ち上げたい」打ち上げ延期が決まった小型ロケット「MOMO3号機」
出資者である堀江貴文氏 @takapon_jp を、AbemaNewsリポーター 辻歩が直撃。/#平成最後にありがとう
考える余裕ない、早く打ち上げたい。
\「平成から令和へ 25時間テレビ」生放送中
— ABEMA(アベマ)@今日の番組表から (@ABEMA) April 30, 2019
そして次回の打ち上げの予定ですが、5/2以降と具体的な日時を決めておりません。
つまり、まだ原因が掴みきれていない可能性が高いと思います。
心待ちにしている一般の方も多いと思いますが、こればかりは原因究明を先決に進めるしかないですね。
逆に発射する前に発覚して良かったということで、今後の進展に期待しましょう。
MOMO(モモ/ホリエモンロケット)の打ち上げ場所はMOMO
MOMO(モモ)の打ち上げ場所はどこなのでしょうか?
報道によると、北海道大樹町です。
Googleマップで見ると下記の場所です。
拡大すると分かりづらいですが、北海道の南側かつ真ん中のとんがっているところになります。
海に面している地域でもあります。
大樹町は「宇宙のまちづくり」を掲げ、航空や宇宙分野での実験や飛行試験を積極的に誘致しているようです。
まさに宇宙開発の切込み隊長的な町ですね。
MOMO(モモ/ホリエモンロケット)の打ち上げ延期についてネットの反応は?
ネットの声を集めてみました。
MOMO3号機打ち上げ、4/30午前の部は延期となったようです。取り急ぎご報告まで。
— 森田匡彦 (@mayor_village) April 30, 2019
MOMO3号機打ち上げ延期かぁ(;´д`)
今回は現地に見に行けないからPCの前で待機中(*´∀`)ガンバレ— スピンソニック (@byakko_3) April 30, 2019
https://twitter.com/peachtree_momo/status/1123076408077475841
ロケット打ち上げ見に行こうとしたら
— KURO (@NoT_FoUNd_TC) April 30, 2019
MOMO 3号機、打ち上げ延期は残念だけど、作業中にちゃんと問題を把握できたのは良かった。ゆっくりやればいいさ。
— 岡田哲哉 (@t_okada) April 30, 2019
落胆の声もありますが、それは期待が大きかったからでしょう。批判に声ではありませんね。
また、落ち着いてゆっくりやればいいという優しい声もあります。
MOMO(モモ/ホリエモンロケット)の打ち上げ延期について終わりに
一般の方でも安価で宇宙に行けるようにすることを目的に掲げて作られたロケットMOMO(モモ)。
延期で残念ですが、発射前に異常が分かったのは不幸中の幸いだと思います。
安価で宇宙に行けるというのは素晴らしい目標だと思いますので、是非成功して欲しいですね。
まずはじっくりと原因究明を、そして、MOMO(モモ)3号機の打ち上げ成功に期待しましょう。