新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、4月7日に安倍総理大臣は緊急事態宣言を発令をする意向を固めました。
対象と都府県は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡で、期間は5月6日目途としております。
緊急事態宣言が出ると今の仕事はどうなるのでしょうか?
今回は福祉施設とデイサービスについて調査しました。
緊急事態宣言
玉木雄一郎「緊急事態宣言後は不可抗力なので会社は休業手当を支払う義務はなくなるのか?」
西村大臣「労基法上で休業手当を払う必要があるかどうかに関わらず、事業縮小した事業主が休業手当を払った場合には雇調金は出る」このことを多くの事業主に知ってほしい#kokkai pic.twitter.com/P0Ti1ZtV72
— Dappi (@dappi2019) April 7, 2020
今回の緊急事態宣言を発令は改正特別措置法に基づく、下記要件を満たすかどうかで判断されます。
1.国民の生命・健康に著しく被害を与える恐れ
2.全国的かつ急速な蔓延による国民生活・経済に甚大な影響を及ぼす恐れ
今回は両方とも該当すると判断されてようです。
確かに一部の地域では日に日に感染者数が増えていきましたもね。
芸能人やスポーツ選手の方も感染し、亡くなった方もいらっしゃいました。
早く出してほしいという意見もありましたが、この宣言は同時に生活困窮者を出す可能性のあるもろ刃の剣だったので慎重に政府は判断したのでしょう。
緊急事態宣言は5月6日まで続くようですが、解除については専門家の意見などを参考に決めるとのことです。
つまり、延期も十分あり得るということですね。
緊急事態宣言で仕事はどうなる?福祉施設は?
緊急事態宣言が出て場合福祉施設の仕事がどうなるかを見てみましょう。
緊急事態宣言が出た場合
調べてみました↓1.不要不急の外出自粛要請
2.学校・福祉施設・映画館などの使用停止要請、指示
3.音楽・スポーツイベントの制限要請、指示
4.臨時医療施設の土地建物の強制使用
5.医療品・マスク・食品の売り渡し要請、収用、保管命令
6.運送業に緊急物資の輸送要請、指示 pic.twitter.com/W9pOQDsQ5n— Mild【資産運用】 (@gaogao7000) April 7, 2020
福祉施設は使用停止要請、指示ができる対象となっております。
ただ、あくまでも最終的に判断するのは自治体の知事ですので、いきなり停止ということはあり得ないでしょう。
もし、突然福祉施設が停止になったら利用者は困ってしまいますよね。
4/7に緊急事態が宣言されるが、腑に落ちない事が多々ある。政治が国民、現場目線から乖離しているからだ。
公共交通機関の減便は更なる混雑、濃厚接触リスク増大。
デイサービス等の福祉施設への自粛要請は高齢者や障害弱者の切り捨てになる。
休業補償や所得補償が限定的かつ複雑、不公平感がある。— HARUKI@ネット市民連合【”山本太郎を総理に”の会】 (@J1Haruki) April 7, 2020
国会答弁を見ていると、理不尽な施設停止はしないようです。
方針としてはできるだけ経済活動に影響が出ないように進めるようです。
敢えて入れているのは、おそらく、福祉施設で複数のクラスターが起こってしまったので、そういった事態の時に、強制的に停止指示を出せるようにしておきたいのが1つありそうです。
他は介護士への配慮かもしれません。
介護士の方は感染リスクを負いながら仕事をすることになります。
休業は介護士の方を守ることにつながりますので、そういった対処を早急にできるようにという狙いがあるかもしれません。
文面だけ見ると、厳しい書き方に見えてしまいますので、この辺りは国民の理解を得られるよう、丁寧な説明が要求されますね。
緊急事態宣言で仕事はどうなる?デイサービスは?
いっそ緊急事態宣言の対象地域になってくれたほうが職員を休ませられるとさえ思う。学校だけ休み続ける状況が子ども・障害児の福祉にとって最も過酷。「休校が当然」という雰囲気があるけれど、そのひずみを受けとめているのは学童保育所と放課後等デイ。そう若くないスタッフも多い。
— lessor (@lessor_tw) April 6, 2020
デイサービスについても福祉施設と同様に自粛の要請、指示の対象になります。
こちらも利用無しで生活を送ることは厳しいという方も多いと思うので理不尽な自粛指示はないものと思われます。
逆に言うと、デイサービスの介護士の方にはリスクと共に引き続き頑張っていただかなくてはならないということになるかもしれません。
終わりに
緊急事態制限に対する、福祉施設とデイサービスに関しては特に対応が難しい1つだと思います。
感染拡大のリスクと、利用できなくなる方の困り具合のバランスで今後決めていく必要があるでしょう。
政府としては急激な決断をしないようなので、今後、どうなるかは引き続き情報収集していきましょう。
テレワークなどが可能な業種もありますが、こういった福祉施設のように人がいないと絶対にできない業種もあります。
そういった方はこの大変な時期に我々の生活を支えてくれているので、敬意を評したいですね。
今後の動向も注視しましょう。