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小倉美咲の捜索打ち切り理由はなぜ?迷宮入り?今後はボランティア団体発足で活動継続?

山梨県道志村の椿荘(つばきそう)オートキャンプ場で9月21日から行方不明小倉美咲ちゃん(小学一年)について、警察の捜索は10月6日の17時をもって打ち切りとなりました。

ご家族と話し合いで決まったようです。重大な決断だと思います。

捜索打ち切りとなった理由はいったいなぜでしょうか?迷宮入りとなるのでしょうか?

今後の対応これまでの概要も含め整理しました。

それでは詳しく見ていきましょう。

小倉美咲の捜索打ち切りまでの概要まとめ

まずは小倉美咲ちゃん捜索の概要のまとめについて見ていきましょう。

場所は山梨県道志村の椿荘(つばきそう)オートキャンプ場です。

時系列で見ていきましょう。

  • 9月21日(土)小倉一家(美咲ちゃん+母とも子さん+姉)と子育てサークルで知り合った6家族でキャンプオフ会として訪れる。

※美咲ちゃんの父親は仕事の都合で次の日から参加予定だった。

メンバー内訳は下記の通り

一家A 4人(父親、母親、子供二人)

一家B 5人(父親、母親、子供3)

一家C 5人(父親、母親、子供3)

一家D 4人(父親、母親、子供2)

一家E 3人(母親、子供2)

一家F 3人(父親、母親、子供1)

小倉家 3人(母親、子供2)

計:7家族27人(父親5、母親7、子15)

  • 9月21日(土)9時 メンバーの一部到着、小倉家は12時15分到着。
    • 13時 参加メンバーで昼食を食べ、子供12人がテントを張ったキャンプ場横の南の森で遊ぶ(美咲ちゃんもこの中に混ざる)
    • 15時35分 先におやつのチョコバナナを食べ終えた子供9人が遊びに行く
    • 15時40分 とも子さんに「友達と一緒に遊びに行ってくる」と話し、子供9人の後を追いかけるように遊びに行く。
      • 場所はキャンプ場から南の森の河原(キャンプ場から距離150m)。
      • これが美咲ちゃんの目撃情報の最後で、確認したのはとも子さん。

※写真は最後にとも子さんが美咲ちゃんを見たT字路。美咲ちゃんはここを左に曲がって姿を消した。

    • 15時50分 大人達が子供達を迎えに行く
    • 16時 美咲ちゃんがいないので、大人達が周辺を探し始める。
    • 16時 17分 グループLINEを使って連絡しながら捜索を開始。テントの中なども確認
    • 16時35分 テントの中を再確認
    • 17時 日没に近づいているので警察に連絡。美咲ちゃんがいなくなったことを父雅さんにも連絡。
    • 17時49分 テントライトを取りに戻る
    • 18時1分 警察が到着。とも子さんが事情を聴かれる。その他の大人は継続して周辺を捜索。男親たちは車で周辺を捜索
    • 20時 子供を寝かせた後に大人は継続して周辺を捜索
    • 22時 警察、消防が当日の捜索終了
  • 9月22日(日)深夜1時半 仕事を早めに切り上げてきた雅さんが到着。その後、雅さん、とも子さん、友人で周辺捜索。深夜3時 捜索を終了
  • 9月22日~ 警察、消防、ボランティアで捜索(五十人~百数十人体制)。警察犬も導入。
    • 「のどが渇いて水を求める」「開けた道を探す」という人の習性から、小川や林道を中心に捜索。
  • 9月24日 ドローンを投入。小川、林道を広範囲を上から捜索。
  • 9月25日 自衛隊も加わり230人態勢で捜索。
  • 9月27日 ボランティアの男性行方不明
  • 9月28日 自衛隊撤収(村の要請)
  • 9月29日 消防団撤収
  • 9月30日以降 30人態勢に縮小。ご両親には説明済。21日~29日で美咲ちゃんの行動範囲以上と推定される広範囲で捜索し、民家などへの聞き込みなども実施したが手がかかり全く得られず。
  • 10月1日 キャンプ場近くの川(道志川)の下流の道志ダムの水中捜索。(キャンプ場から13km下流)
  • 10月2日 キャンプ当日の美咲ちゃんの写真公開

※美咲さんは身長1メートル25のやせ形で、黒色の長袖Tシャツにジーパン、緑色のスニーカーを身につけていた。

  • 10月3日 山岳救助隊を導入し、キャンプ場南西方向の急斜面の捜索。住民への聞き込みは国道413沿いに神奈川県との県境まで範囲を拡大。
  • 10月4日 山岳救助隊により標高の高いエリアの捜索。国道沿いの神奈川県を中心に聞き込みに加え、空き家や倉庫の確認も行う。
  • 10月6日 警察は積極的な捜索の打ち切り。累計提供情報は2000件に上るが、手がかりは一切無し

ボランティアの方が斜面で転落、熊に襲われ重傷などけが人が出る中、延べ1700人が投入されるという大規模捜索でしたが、成果は上げられませんでした。

これまで警察は捜索体制を縮小し、30人体制で捜索を続けておりましたが今回「捜索打ち切り」となったので、今後は積極的な捜索はしないようです。

2000件という提供情報の多さが、美咲ちゃんを救いたいという世間の方の思いの表れだと思います。

苦渋の決断だと思いますが、なぜ警察は捜索打ち切りとしたのでしょうか?

小倉美咲の捜索打ち切り理由はなぜ?迷宮入り?

小倉美咲ちゃんの捜索打ち切りの理由はいったいなぜなのか?迷宮入りしてしまうのか?

見ていきましょう。

まず前提として、捜索打ち切りについて、美咲ちゃんのご両親(とも子さん、雅さん)は了承済です。

恐らく二人はもっと探して欲しいと思っているでしょうが、自衛隊や警察、消防団の方が美咲ちゃんが行く可能性のある場所を網羅的に捜索したことについて、納得しているのでしょう。

捜索打ち切りの基準は警察の中では定めているかもしれませんが、公表された例はないですね。

基本的には生存確率が重要なようで、生存確率が極めて低いという場合は3日で捜索を打ち切ることもあるようです。(サッカーのイングランド・プレミアリーグのサラ選手など)

また大峰山の神戸高校生遭難事件では10日で捜索が打ち切られました。(しかし、自力で生還しました。)

一方、美咲ちゃんの捜索は15日続けられました。

比べるわけではないですが、美咲ちゃんへの対応は過去の例の中でも特別悪いわけでは無さそうです。

ニュースなどで川の下流のダムの中や標高の高いところまで捜索しているのを見れば、どれだけきめ細かく捜索したかは想像できますね。

警察も「最大限の態勢で可能な限り捜索した。無事に発見できず、心を痛めている」と話しているのがそのまま捜索打ち切りの理由で、捜索に関しては可能な限りのことをやり尽くしたということなのでしょう。

小倉美咲の捜索の今後は?ボランティア団体発足で活動継続?

警察は小倉美咲の捜索の打ち切りを発表しましたが、今後はどうなるのでしょうか?

まず、警察は捜索は打ち切ったが、聞き込みなどの情報収集は継続して実施するようです。

そして、有力な情報が入れば捜索を再開するとしております。

また、美咲ちゃんの捜索を継続するためのボランティア団体が10月7日に発足されました。

加入人数は十数名程度(10月7日現在)で、山登りのプロを中心に人を集めているようです。

活動内容としては山梨県と神奈川県の捜索活動とチラシ配りと明確に定めており、今後を捜索を継続するようです。

小倉美咲が行方不明の理由は?神隠し?

小倉美咲ちゃんの行方不明の理由はいったい何でしょうか?まるで神隠しという声もあります。

まず、前提として手がかりが全くないので、憶測の範囲になります。

色々な憶測がありますが、現状挙がっているのは大きく分けて下記です。

  1. 遭難
  2. 誘拐
  3. 川に流された
  4. そもそも山梨に来ていない

それぞれの可能性について見ていきましょう。

遭難

これが一番可能性が高いと思われていたのでしょう。大規模な捜索活動が続けられてきました。

しかしながら、美咲ちゃんの痕跡は一切確認できませんでした。

警察の捜索打ち切りは遭難の可能性は低いという判断からきているのかもしれません。

誘拐

これだけ探していないのであれば誘拐では?というネットの声が多く見られます。

ただし、警察は「事件を断定できる証拠は一切ない」と話しております。

よってこれも憶測でしかありません。

ただ、警察犬が元いたキャンプ場からほとんど動かなかったということで、多くの方が不審に思っております。

美咲ちゃんが遭難したのであれば、警察犬はある程度美咲ちゃんが歩いたルートなどを追跡するはず、ということです。

どこまで警察犬を信用するかというところもありますが、過去に事件現場から70~100m先の犯人の遺留物を追跡して見つけたという事例があります。(東京都足立区のタクシー強盗事件)

突然においが消えるというのは誰かが連れ去ったのでは?という考えに至ったようです。

一方、専門家によると、美咲ちゃんがいなくなったT字路は監視カメラも無く、死角から連れ去ることも可能ということで、誘拐の可能性は無くはないと話しております。

ただし、証拠が全くないので、可能性があるとしか言えない状況です。

因みに駐車場には監視カメラがあり、犯人が監視カメラもあるので、全く無警戒な場所ではありません。

川に流された

これはあり得そうと感じる方もいると思いますが、美咲ちゃんが遊びに行ったのは道志川の本流ではなく、支流の椿沢という小川です。

実はこの椿沢は美咲ちゃんが最後に見られたT字路の先にある小川になります。

他の子供達の場所が分からず、真っすぐ進んで椿沢に当たる可能性は十分あるような配置ですね。

ただ、この沢は浅く、小学生でも潜れるほどの深さはないようです。

近くには道志川の支流の椿沢が流れているが水深は浅い。

出典:https://mainichi.jp

よって、椿沢に転落して流される可能性は低いように感じる方もいるかもしれませんが、警察は全ての可能性を想定して、椿沢はもちろん、道志川の周り、さらに15km下流の道志ダムまで捜索しました。

しかしながら美咲ちゃんの痕跡は一切見つけられませんでした。

そもそも山梨に来ていない

これはあまりにも手がかりがないので、本当にキャンプ場に来ていたのか?という話です。

もしそうであれば説明がつくと。

一緒にキャンプに来ていた方のインタビューが無いのも、そういった憶測を加速させているように感じます。

しかしながら、キャンプ場に一緒に来ていた姉や他のキャンプメンバーへの聞き込みは当然済んでいるはずです。

これこそいらぬ憶測と言えるでしょう。

 

手がかりが無い中、遭難の捜索を15日も続けてきたので、遭難ではなく、誘拐では?という声が強まっているように感じます。

優先順位が変わるのは仕方ありませんが、先入観を持ち過ぎるのはあまりよくないように思います。

幸いにもボランティア団体の方が「0.1%でも山にいる可能性があるなら探す」と今後も捜索を続けるようです。

危険が伴う捜索になりますが、山登りの経験者を中心に編成されるということで頼もしいですね。

美咲ちゃんのご両親にとっては大きな励みになっていることは間違いないでしょう。

小倉美咲の捜索打ち切りについてネットの反応は?

ネットの声を集めてみました。


早く見つかって欲しいという声が一番多いです。

また、美咲ちゃんがいなくなった理由については様々な意見が飛び交っております。

手がかりが全くなく、捜索範囲を絞り込まれていないことの表れだと思います。

小倉美咲の捜索打ち切りについて終わりに

小倉美咲ちゃんの行方不明については手がかりが全くないので、あらゆる可能性を捨てきれない状況だと思います。

しかしながら、15日も捜索していないから遭難ではなく、誘拐では?と手がかかりがないが故に、そういった憶測が増えております。

そん中、ボランティア団体の方は冷静に遭難の可能性を捨てずに探し続けるという姿勢は素晴らしいと思います。

あらゆる視点で美咲ちゃんを探し続ける必要がありそうです。

早く見つかるといいのですが。

今後新たな情報があれば追記していきます。

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