4月15日、鳥取県倉吉にある酒造メーカーの松居酒造合名会社が新型コロナウイルスの消毒に使用されている手指消毒用エタノールと同等の効果のあるスピリッツの製造を検討していることをツイッターで発表しました。
いったいどういうことなのでしょうか?
今回は本件の詳細と、松井酒造の概要、さらに社長と女将について調査しました。
それでは詳しく見ていきましょう。
松井酒造/鳥取の概要
試飲会で悩みに悩んで購入した、松井酒造さんのウイスキー「倉吉」開栓。
いい匂い…。 pic.twitter.com/OoMBlHsyVE— 爻 (@cou__tmr) April 15, 2020
資本金754万円とそれほど大きな会社ではないですね。
起源は1910年、小川貞一さんが酒と醤油醸造業と製造業として、小川合名会社として創業になる。
2005年にマツイグループの傘下に入り、2007年には日本酒を休蔵します。
日本酒以外にも海外のお酒が人気になり、あまり売れなくなったのでしょうか。
その後、マツイグループが小川家より経営権を譲り受け、松井酒造合名会社に社名を変更します。
その後、ウイスキーのブームに乗っかるためか、日本酒からウイスキー製造中心に切り替えます。
2016年に ウイスキー銘柄「倉吉」のラベルに「made in Japan」「倉吉蒸溜所」と記載していたにもかかわらず、海外から輸入した原酒を使用していたことから、ウイスキーファンより指摘が相次ぎネットで炎上しました。
厳しい価格競争を生き抜くためですかね。
その後はスピリッツやブランデーなどの洋酒に幅を広げ、今に至ります。
日本酒に固執せず、時代の変化に順応した酒造という感じですね。
松井酒造/鳥取の社長
//ceek
全国のニュース蒸留所一般公開市民ら興味津々 倉吉・松井酒造 (日本海新聞)
倉吉市上古川の松井酒造(松井薫代表社員)で17日、蒸留所の一般公開が始まった。…https://t.co/lx8hPFrUhq#拡散希望 #ニュース#NEWS速報JAPAN
— News Japan (@NEWS_JAPAN_S) October 18, 2018
社長は松井薫さんです。
テレビ露出はあまりないようです。
恐らく2013年の経営権の引継ぎあたりに社長になったと推定します。
前述のとおり、日本酒から洋酒メインへと強力に推進していった経営者だと思います。
かなり敏腕経営者であると推定します。
松井酒造/鳥取がコロナ消毒スピッツ
松井酒造のツイッター公式アカウントが手指消毒用エタノールと同等の効果のあるアルコール濃度70~83%のスピリッツを製造できることをツイッターで公表しました。
弊社で、手指消毒用エタノールと同等の効果のあるアルコール濃度70~83%のスピリッツを製造することは可能ですが、製造に踏み切るか悩んでおります。
そこで皆さんのご意見を聞かせていただけないでしょうか?
消毒液を必要とされている方が居られましたら下記の連絡先までお問い合わせください。— Matsui Whisky 🥃 (@matsuiwhisky) April 15, 2020
ただ、製造に踏み切るか悩んでいるようです。
需要があるのかを心配しているようです。
今は本当に消毒液は不足しているので、求める声は多いと思います。
連絡先も準備されておりますので、欲しい方は声を上げましょう。
あと、消費者としてはどれくらいの値段になるかどうかも気になるところなので、そのあたりも公表してほしいですね。
終わりに
酒造メーカーでも消毒用エタノール相当のものを製造できるのはなるほどなあと思いました。
日本には酒造メーカーがいっぱいあると思うので、マスク不足は起こっても、消毒用エタノールの慢性的な品薄はならないかもしれませんね。
今後、こういった形で協力してくれる会社が出てくれると国民としてはありがたいですね。
以上、調査結果でした。