ラグビーワールドカップ2019でイングランドがニュージーランドを19対7で破りました。
試合内容もそうですが、試合開始すぐのニュージーランドのハカを鶴翼の陣で奇襲したことが話題になっております。
いったいどういうことなのでしょうか?
また、なぜ世界ランキング1位のニュージーランドに勝てたかについても調査しました。
それでは詳しく見ていきましょう。
目次
ラグビーイングランドが鶴翼の陣で奇襲?
ニュージーランドが試合前にハカを踊ることは有名ですね。
ハカはマオリ族の民族舞踊です。
本来は戦士が闘いの前に自らの力を誇示し、相手を威嚇する舞踊だったようです。
しかし現代では、ニュアンスが変わり、相手に対する敬意や感謝の意を表する舞として披露されております。
結婚式や大会の開会式、スポーツの試合の前など色々な場面で登場するようです。
本来の戦士の闘いの前に踊るという名残りからか、非常に力強く、見る人を圧倒する雰囲気を持っておりますね。
今回のワールドカップでも見る人を圧倒する形でハカが踊られておりましたが、イングランドは違いました。
なんとハカに対して鶴翼陣で奇襲したのです。
鶴翼の陣とは戦国時代や三国志などに出てくる典型的な八陣の一つで、敵を囲い込むような陣のことを言います。

それではイングランドの鶴翼の陣での奇襲を見てみましょう。
オールブラックスのハカ🇳🇿⚫️
自身のチームにとっても、相手チームにとっても選手の士気を高める重要な時間です。
イングランドも陣形を組んで対抗💥
この試合にかける選手たちの緊張感や意気込みが伝わってきます。RWC2019 #ENGvNZL #RWC横浜 #WebbEllisCup pic.twitter.com/grgWzWzjjQ
— ラグビーワールドカップ (@rugbyworldcupjp) October 26, 2019
これはすごいですね。
想定外の状況に多くの人が驚いたようです。
因みにハカの陣は八陣の中では魚鱗に近いです。
この陣形は攻撃的な全軍突撃の陣形です。
世間ではニュージーランドの魚鱗の陣をイングランドは鶴翼の陣で受けたという声を聞きますが、これがその所以です。
このイングランド粋な対応に会場のボルテージは最高潮だったようです。
ラグビーイングランドVSニュージーランドの試合内容ハイライト
それではイングランドとニュージーランドの試合内容のダイジェストを見てみましょう。
イングランドが着実に点数を取っているように見受けられますね。
いったいなぜイングランドがニュージーランドに勝てたのでしょうか?
ラグビーイングランドがニュージーランドに勝てた理由はなぜ?
それではイングランドがニュージーランドになぜ勝てたか理由を見ていきましょう。
何といってもイングランドの守備の強さだったと言われております。
試合前のハカやってる時、ニュージーランドが魚鱗の陣であるのに対しイングランドが鶴翼の陣を敷いていたのだが、実際、どんだけ突っ込んで来られても受け止めるディフェンスが凄かった pic.twitter.com/dRmHM7MeOL
— 岡田ヨブぱみゅ@暫定アイコン (@Awesome_Okapamy) October 26, 2019
ニュージーランドは鉄壁の守りと言われるアイルランドに対し準々決勝で46対14という大差で破りました。
グループリーグでも60点や70点を超える大量得点を獲るなど圧倒的な攻撃力で知られておりました。
しかし、イングランドはそのニュージーランドをわずか7点に抑えております。
トライを一度許しておりますが、それもディフェンスを切り崩されたという雰囲気はありませんでした。(イングランドのミスと言う人もいます。)
イングランドのヘッドコーチのエディー・ジョーンズさんは試合について次のように語っております。
イングランドのエディー・ジョーンズヘッドコーチは「ワールドカップでは守備が大切だと思っていて、私たちの攻撃的な守備がチャンスを作った。選手たちは、ここに至るまで努力をしてきたので勝ててうれしい」と話しました。
出典:NHKニュース
守備に重きを置いており、攻撃的な守備がチャンスを作ったと表現しております。
今回の試合ではそれを体現できたということですね。
ラグビーイングランドの鶴翼の陣や勝利についてツイッターの反応は?
イングランドの鶴翼の陣やニュージーランドに勝利したことについてツイッターの反応を見てみましょう。
今成田空港行きの電車なのですが、
頬にイングランドのペイントの方が、御主人とおぼしき方と座っていらっしゃいます。御二人ブロンド。
イングランド、強かったらしいですね。#低音レディオ— 来年靴返す。 (@tomonarinakamur) October 26, 2019
ハカにたいしてもキッチリ対抗姿勢を見せたところからイングランドのショータイムはすでに始まっていたなぁ。
ホント今日は最初から最後までエディ劇場抜かりなし。満喫させていただきました。
決勝も楽しみ。 pic.twitter.com/l1tO7z0Fr7— McKenzieの奇妙な冒険 (@caosbluesky) October 26, 2019
イングランドの快勝✨ニュージーランドのハカを受けて立つ布陣、ファレルのこの笑み!心理戦に勝った!と思ったら見事な勝利✨
亡夫の仕事の拠点があったのはイングランド。ラグビー発祥の地、首相を多く輩出したラグビー校がある街。日々の積み重ねの賜物の勝利!気持ちを変えてくれた一戦✨ pic.twitter.com/yS8eSU8kwc— 入江 杏 (@ann_irie) October 26, 2019
オールブラックスが負けて、先が全く読めなくなりました。南アフリカも、ウェールズも、オールブラックスには勝てないと、思っていましたけど、相手がイングランドなら、全くわかりませんね。爆発力なら、南アフリカ、接戦なら、ウェールズは強いです。#ラグビーワールドカップ pic.twitter.com/9z71y2bZSq
— ゆつき (@ZfVj2eEgT27btDE) October 26, 2019
いやー、凄いなイングランド。
あのアイルランドに何もさせなかったニュージーランドに、あのオールブラックスに、ほとんど何もさせずに、勝ってしまったよ。
ラグビーほんと奥が深いなぁ。
エディジョーンズ監督凄いですねぇ。日本強くした以上に、イングランドめちゃ強くした感じ。 pic.twitter.com/zT5XnC7Gkb— 徳力 基彦(tokuriki) (@tokuriki) October 26, 2019
とにかく今回の試合は素晴らしかったようで、涙を流す人がいるほどのようです。
また、ニュージーランドの攻撃を封じたイングランドは本当に強いといったコメントも多く見受けられます。
ラグビーイングランドの鶴翼の陣や勝利について終わりに
イングランドは元々世界ランキングに二位でかなり強い国でした。
それでも過去ワールドカップでニュージーランドと3回対戦して一度も勝てませんでした。
それほどニュージーランドは圧倒的な存在でした。
それを本大会でエディヘッドコーチ率いるイングランドが破ったことで世間では衝撃が走っております。
そういったことから現在のイングランドは本当に強いと言われております。
この最強イングランドと戦うのはウェールズまたは南アフリカの勝者になりますが、はたして対抗できるのでしょうか?
ひとまずウェールズと南アフリカ戦が気になりますね。
試合は10月27日の日本時間18時~です!
お見逃しなく!