学生長距離界期待の星にして駒澤大学2年生の田澤廉選手をご存じですか?
2021年の箱根駅伝でも駒澤大学のエースとして活躍が期待されている選手です。
今回は田澤廉(たざわれん)選手の高校駅伝やフォーム、得意のスパートやネックレスなどプロフィールについてご紹介します。
目次
田澤廉のwiki風プロフィールと経歴
まずは田澤廉選手のプロフィールをご紹介します。
名前:田澤廉(たざわれん)
出身高校:青森県 青森山田高校
自己ベスト:5000m13分37秒28 10000m 27分46秒09
身長:180cm
体重:60kg
「日体大記録会 5000m最終組。雨と湿度というバットコンディションの中、駒澤大学秋の13分台祭の大トリは1年生田澤廉による13:41.82!!!!! 5000mU20日本歴代10傑のスーパー記録。」
田澤廉(駒澤大)13:41.82!!!!|EKIDEN News @EKIDEN_News|note(ノート) https://t.co/JTecFtav8B pic.twitter.com/nCOtqAugE4— EKIDEN News (@EKIDEN_News) September 22, 2019
現在大学2年生の田澤選手、大学の監督でもある大八木監督や藤田コーチからも歴代最高クラスの選手とも言わしめるほどの素質を持った選手です。
身長180cmと日本の長距離界では珍しく高身長です。その身長を生かしたダイナミックな走りが特徴的です。青森山田高校時代もすでに同世代の中ではNo1の力を持っていた選手でしたが、冬の駅伝では失敗してしまうなどまだ絶対的な強さは持っておりませんでした。しかし駒澤大学へ入学後、大八木監督の指導を仰ぎ、練習を積み重ねるとみるみるうちに実力をつけていきました。今では大学2年生にして学生長距離界でもトップの力を持った選手に成長しております。
また2020年の日本選手権では学生ながら10,000mに出場し、学生歴代4位となる27分46秒09を記録しました。箱根駅伝まで1か月を切った中での自己ベストは非常に箱根駅伝での活躍も期待できそうです。
田澤廉のフォームについて
田澤廉選手の最大の特徴は、他の選手よりもフォームが前傾姿勢な点です。前傾姿勢といえば、骨格的な影響もあり日本人がなかなか骨盤が前傾しておらずアフリカ系の選手に比べ前傾姿勢を取るのが難しいとされてきました。しかし田澤選手は非常にうまく前傾姿勢が取れており、どんどん足が前に出ていくフォームです。
「留学生に勝たないと日本選手権は勝ち取れない」
4位田澤廉 駒澤大 28:22.48#89日本IC#10000m pic.twitter.com/41thWFEnr0— EKIDEN News (@EKIDEN_News) September 12, 2020
高校時代はそんな前傾姿勢のフォームもまだまだ身体の筋力が追いついておらず、極端な姿勢になってしまいなかなか安定感のないフォームでした。大学進学後は走る距離も大幅に増え、体幹トレーニングの効果もあり、より持ち前の前傾姿勢が生かせる身体にパワーアップしてきました。
田澤廉のスパートやレースの特徴について
田澤廉選手の武器はフォーム以外にもラストスパートの強さもあります。
2020年の全日本大学駅伝ではアンカー区間を走り、東海大学のエースとの壮絶な一騎討ちを制しチームの優勝に貢献しました。その時もラストスパートで勝負を決め、あっという間に差を広げていきました。
レースの特徴としては中盤までは余計な力を使わずに落ち着いてペースを刻んでいくスタイルです。そしていざ勝負どころとなると、得意のスパートを武器に他選手を置き去りにする形が身に付いております。
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トラックレースでは終盤のラストスパートが目を引きますが、駅伝のようなロードレースでは最初からエンジン全開の走りで、ハイペースで走ることが多いのも特徴の一つです。2021年の箱根駅伝ではまだどの区間を走るかは分かりませんが、序盤からハイペースで走り、区間記録を更新する走りにも期待がかかります。
田澤廉のネックレスについて
田澤廉選手の首元には常にファイテンのネックレスがつけられております。
もともと駒澤大学とファイテンは深いつながりがあり、CMや広告でも度々駒澤大学の選手が起用されております。ファイテンといえば、いまや数多くのアスリートが装着していることで有名ですが陸上選手でも多数の愛用者がおります。
また、田澤選手はネックレスを複数つけることもあり本人もその効果を実感していると思われます。またネックレス以外にもファイテンが発売しているパワーテープなども愛用しております。
田澤廉の出身中学や高校駅伝の活躍は?
田澤廉選手出身中学、高校駅伝での活躍にもう少し目を向けていきます。
出身中学:是川中学校
出身高校:青森山田高校
日体大記録会 12/4
田澤 廉 (青森山田1) 14:04.92
高1歴代
遠藤(学法石川)13:58
羽生(八千代松陰)14:00
田澤(青森山田)14:04
佐藤悠(佐久長聖)14:06
上野渉(仙台育英)14:10 pic.twitter.com/jL1v9JcovP— EKIDEN_MANIA (@ekiden_mania) December 9, 2016
青森山田高校では同世代トップレベルの成績を残しており、青森山田高校といえば、卒業生にテニスの錦織圭選手や卓球の福原愛選手などを輩出している超名門校です。
中学時代も東北大会で3000mで2番となるなど、中学時代から全国大会に出場するほど活躍しておりました。青森県の代表として都道府県対応駅伝にも出場しております。青森山田高校から駒澤大学へ進学し、活躍している選手も多いことからこの頃から駒澤大学へ強い憧れを持っていたようです。
田澤廉の弟は?
田澤駿君がめちゃくちゃ弟感。笑 https://t.co/c7h3BSQ7WF
— m.s (@ihimorita) November 8, 2018
田澤廉選手には弟がいて、同じく陸上競技をしております。
名前:田澤駿(たざわしゅん)
高校:青森山田高校
兄と同じ青森山田高校に通っており、同じく陸上の長距離で活躍が期待される選手です。
同じ駒澤大学へ進学するとなると、兄弟でのタスキリレーなどの可能性もあります。
終わりに
今回ご紹介した駒澤大学の田澤選手。2021年の箱根駅伝では個人的な願望も含めぜひエース区間の2区を走り、他大学のエースとしのぎを削って欲しいと思っております。
他大学の強力なエースたちと切磋琢磨していけば2020年の箱根駅伝で区間記録を更新した相澤選手の記録をさらに更新ということもあると思います。